バリの花屋さん15店を取材「パリの花/パリのフルリスト」後藤綺子/斉藤亢

「パリの花/パリのフルリスト」

パリ究極のエスプリは「世界一美しい花屋」にあった。
アール・ドゥ・ヴィーヴル（生活の中のアート）の極致。

その豪華で繊細なディスプレイ、個性と哲学、インテリアとエクステリア、カラーアレンジのセンスは、さまざまなシーンに刺を与える。エルメスやシャネルもその感性に脱帽した。
旬の15ブティックを徹底取材、詳細なマップ付きでパリ・フルリスト最前線のすべてわかる。

2002年第1刷
岳陽社
後藤綺子 / 斉藤亢
定価: ￥ 3500
23.7×23.7cm 155ページ

※はじめにより抜粋
「パリのお花屋さんはほんとうにきれいね」日本からの、あるいはヨーロッパのほかの都市に住む友人たちがパリを訪れると、みんな口をそろえたようにこう言います。そしてわたしも同じように感じています。
パリの街にはお花屋さんが多いという印象を受けますが、これは花がいかにパリっ子の生活に密着しているかを物語っています。自宅に飾る花をはじめ、プレゼントとしてもことあるごとにブーケが贈られ、ブティック、ホテル、レストラン、銀行などで、またパーティ会場には必ず花が飾られています。
美しいものを好むパリの人たち。また、より美しいものを競ってつくろうとする空気もパリにはあります。パリのフルリストたちはそんな環境の中で、花という媒体を通して美（アート）を作りあげているのです。オリジナリティを出すことは絶対条件。オリジナリティ゠アイデンティティなのですから。
（中略）
この本はパリのフルリストを紹介する本であると同時に、そこで働く人、買いに来る人、散歩している人などがいたり、お花屋さんのインテリア＆エクステリア、切り花の配置の仕方など、お花屋さんを通してパリを感じる本でもあります。
ファッション・フォトグラファーの斉藤さんが、動きのあるパリの日常を巧みに切り取って素敵に表現しています。そんなことも頭の隅におきながらご覧いただけましたら幸いです。取材に快く応じてくださった 15軒のパリのフルリストに心より感謝いたします。

［状態］本体・写真ともきれいな状態です。帯に小さな破れがあります。

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